ブックレビュー
タイトル:なりゆき斎王の入内2 ~その正体、さらにも言わず~ 著者:小田菜摘 三巻のストーリー紹介で、塔子が暁が東宮だと知ったらしいとあったので、今か今かと待っていましたが、最後の最後でネタバレ。いや、その前にしてあげないの??? とんでも事態…
タイトル: なりゆき斎王の入内 ~この婚姻、陰謀なりけり~ 著者:小田菜摘 今回の話は、いろいろなところにヒントがあったので、一部想定通りでしたが、犯人は……マジで? となりました。 東宮の正体や五の宮の出征はなんとなく途中で予測がついていました…
タイトル:更級日記 著者:菅原孝標の娘 訳者:原岡 文子 『平安後宮の薄紅姫』の薄紅の姫様が更級日記の作者だと知り、更級日記を読んでみました。 物語であり史実ではないことを知っているつもりでしたが、根底の知識が薄紅なので、ちょっと戸惑った部分も…
タイトル:平安後宮の薄紅姫 三 恋する女房と物語の縁 著者:遠藤遼 一日か二日で一冊読む人、すごいなー、私もなりたい! と思っていましたが……まあ先月も、前半はやってましたけど……とにかく、目標にしていましたが……実際に続けると真っ青に……だって、本っ…
タイトル:平安後宮の薄紅姫 物語愛でる女房と晴明の孫 著者:遠藤遼 知り合いに勧められて読んだ一冊。 源氏物語が大好きで、他にも書という書が大好きな薄紅姫。後宮の女房になったのだって、源氏物語の世界を直に見るため。二次創作の小説を書くことも………
タイトル:大奥の御幽筆~約束の花火~ 著者:菊川あすか タイトルに惹かれて即購入したのですが(ちょうど読んでいた本が読み終わったところ、というのもあったので)、途中まで読んで「ま、間違えた???」と思いました。面白いとか面白くないとかの話で…
タイトル:掌侍・大江コウ子の宮中事件簿 五 著者:小田菜摘 めちゃくちゃ良かったです。 麗景殿の女御、やっぱいい現在の状況を見て、帝にすら意見できるなんて……しかも、それが間違っていないから、帝も渋々従うしかないっていう……。ここにきて、帝の中で…
タイトル:掌侍・大江コウ子の宮中事件簿 参 著者:小田菜摘 3巻も面白かったです。 今回は前回まで、ほぼ空気だった(名前くらいは出ていたけど、目立たない女御として、なんですよね)女御に焦点が当たっていた話もありました。他にもいろいろと(姿の見え…
タイトル:掌侍・大江コウ子の宮中事件簿 弐 著者:小田菜摘 コウ子のシリーズ、第2弾。中臈という立場なのに、なぜかどんどんと帝を含めた御所の秘密を知らされ、重宝されているように見えて、いいように使われているコウ子……きっとこれから先も使われるん…
タイトル:掌侍・大江コウ子の宮中事件簿 著者:小田菜摘 最近ハマっている小田菜摘さんの本。 前回読んだのは左大臣の娘で、帝とも親密な関係にあった女性が主人公でしたが、今回は中流階級の娘であり、結婚に不信感がある女性が主人公です。 今回の帝は、…
タイトル:平安あや解き草紙 ~その女人達、ひとかたならず~ 著者:小田菜摘 物語が動き始めて来ました。 伊子おたかふゆがとうとう………恋愛が中心だったこの物語。とうとう、政……次の東宮を巡る戦いに……。新たな登場人物も出て来て、ますます目が離せないで…
タイトル:平安あや解き草紙 ~その恋、人騒がせなことこの上なし~ 著者:小田菜摘 平安あやとき草子、第三巻。 なんか、伊子さん、人の恋愛事情にばかり巻き込まれてる…… 自分の恋愛はうまくいかないのに……まあ、今と違って地位やら親の意見やら……何よりも…
タイトル:平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~ 著者:小田菜摘 平安時代の物語……ここのところ別の本を時間変えて読んでいたからか、めちゃくちゃ久しぶりにその世界に触れた気がします(-_-;) 東宮妃となる予定だった藤原伊子。直前に父親が天…
タイトル:失われたものたちの国 著者:ジョン・コナリー リアルが忙しかったのと、web小説や漫画に浮気していたのとで、読み終わるのに一週間以上かかってしまった…… 先日読んだ「失われたものたちの本」の続編です。失われたものたちの本のラスト……デイヴ…
タイトル:失われたものたちの本 著者:ジョン・コナリー 童話をモチーフ? もしくはちょっと変わった童話系の話が好きなので、たまたま見つけた時に即、ほしい物リストに入れました。私はKindle派なのですが、Kindle派じゃなかったら、きっと……欲しいものリ…
タイトル:後宮の薬師 平安なぞとき診療日記 著者:小田 菜摘 平安時代に関するマイブームは、いつまで続くのだろうか、と疑問に思っている今日この頃です。それにしても、平安風の話ってこんなにあったんですね? 以前一度探したときにはあまり「読みたい」…
タイトル:源氏供養 草子地宇治十帖 平安推理絵巻 著者:森谷明子 紫式部のシリーズの最終巻です。私が平安時代にハマった原点の物語でもあります。 第三巻の最終章の直前の部分……紫式部が出家してから亡くなったその後までの物語ですね。そして、宇治十帖が…
タイトル:宮中は噂のたえない職場にて 著者:天城 智尋 平安時代の宮中、平安風異世界宮中などなど、平安時代の熱が冷めない今日この頃です(もちろん他も読んでいますが、平安時代関連物が圧倒的に多くなっています(^^♪ あとは……今まで見つけられなかった…
タイトル:あやし、おそろし、天獄園2 著者:廣嶋玲子 銭天堂シリーズのスピンオフ。 紅子さんに負けた? 人たちを勧誘している怪しい怪童が経営する不思議な遊園地。怪童に目をつけられて逃げられる人はほんの一握り。他は大体つかまってしまいます(-_-;) …
タイトル:王と后 3巻・4巻 著者:深山くのえ 1冊ずつ感想を上げようと思っていたのですが、休みだったこともあり、2冊まとめて読んでしまったので、2冊分の感想になります。 現時点で全4巻となっていたので、これで話が終わるのを期待していたのですが……
タイトル:王と后2 著者:深山くのえ 不器用で、やさしくて、優秀な力を持つ王と、やっぱり不器用で……でも、優秀な力を持つ后。1巻よりも大分距離が近づいてきていて、ハラハラ、ドキドキ……読み進めていました(^^♪ 平安時代風の異世界ですので、平安時代小…
タイトル:王と后 著者:深山くのえ 草紙シリーズを読んでから、深山くのえさんに興味が出て、著者名だけで本を選んだので、読み始めて、「あ、異世界ファンタジーだった」と思ったのですが、読んでみたら面白かったです。 異世界でよくある英系の雰囲気では…
タイトル:恋をし恋ひば かんなり草紙 著者:深山くのえ 平安時代が舞台の話。今までと違って史実に沿っている、というわけではない創作なので、どのあたりの次代なのかは不明ですが…… 大納言だった父親が亡くなり、あまり日が当たたないうちに母もなくなり…
タイトル:ゆがめられた世界 ミラー、ミラー 著者:ジェン・カロニータ ディズニーの白雪姫のもしもの話。『もしも、毒リンゴを食べて永遠の眠りについたのが王子だったら』という話です。 白雪姫と継母であるイングリッド、この二人が主人公で、白雪姫視点…
タイトル:現代語訳 とりかへばや物語 著者:水谷 悠歩 落窪物語を読んだので、とりかえばや物語ももう一度読んでみたくて、kindleで探した、数少ない現代語訳(小説風)のモノでしたが、再読でした(^^♪ 一度小説で読んだのは覚えていたのですが、作者とか表…
タイトル:隆家卿のさがな姫 著者:阿岐有任 藤原道長の甥であり、一条天皇の皇后だった藤原定子の弟だった藤原隆家とその隆家が目に入れてもいたくないというほどかわいがっていた体の弱い長女の物語です。 前半は、読みながらちょっと不思議でした。隆家は…
タイトル:絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ 著者:知念 実希人 今回鷹央先生が巻き込まれたのは、日本を震撼させる『爆弾テロ』です。始まりは、熱帯夜に凍死した男性の遺体。その謎を解くうちに公安部も出てきて、とんでもない事件に巻き込まれてし…
タイトル:この世をば 著者:永井路子 永井路子さんの小説、久しぶりに読みました。もともと好きだったのですが、読みたい本が多すぎて(なぜ、私は1人しかいないのか……) 今は平安時代がマイブーム(百人一首の絵を描いているのももとはそれからなんですよ…
タイトル:ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 吉凶通り1 ふしぎ駄菓子屋銭天堂 著者:廣嶋玲子 不思議な駄菓子屋、銭天堂シリーズの最新刊。 今回、新しい(おそらく)主要人物として登場したのは、銭天堂の近くで書店を開店した青年、善二。今回は少ししか出てこなくて…
タイトル:悪魔を殺した男 著者:神永学 評価:★★★★ 前作の最後で捕まった阿久津の力は到底信じられるものではないので、心神喪失状態として、責任能力なしと言われて隔離病棟への入院となりました。 ヒロインである七海、ヒーローである阿久津、そして、阿…