タイトル:地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り
著者:路生 よる
評価:★★★★
犯罪を犯したものの顔が妖怪に見えるという不思議な力を持つ青年と魔王の血を引く半人半妖の少年(年齢的には老人より生きてますけど、見かけは十代の少年)のライトミステリー小説。
7巻ってどんな話だっけ??? と思いながら読み進めていました(-_-;) でも、読んでいるうちにだんだんと思い出してきました。
この小説の中で事件は2種類ありました。1つは皓とライバル関係にある凜堂兄弟の事件と皓の事件です。そのうち凜堂兄弟の話は一瞬???になってしまいました。普通に時代が古かった。あれ? この小説の舞台って一応現代じゃなかったっけ? と思ったら、普通に過去の話でした(^^♪
そして、現代、前作の黒幕の正体がわかるもう一つの事件。メイン登場人物は被害者も、犯人も誰も悪くない、いろいろな人に振り回されて起きてしまった事件、最悪な状況にはなりませんでしたが、それでもやるせない思いがします。