徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

今昔百鬼拾遺 月

タイトル:今昔百鬼拾遺 月

著者:京極夏彦

評価:★★★★★

 

今回は、電子百鬼夜行シリーズの主人公、京極堂の妹、中禅寺敦子さんと、全寮制の女子高で起きた事件の関係者である呉美由紀がメインの3作品(別シリーズの3冊を合本したもののようです)のお話です。

呪われた日本刀にまつわるお話の鬼、不思議な水死体にまつわる事件を描いた河童、そして、同じ日に同じ場所で行方不明になった4人の女性たちにまつわる事件を描いた天狗。

今回は京極堂さんは名前程度しか出てきませんでしたが、その代わりに敦子さんが大活躍。やっぱ京極堂さんの妹だなっと思いますが、なんというか、敦子さんと美由紀ちゃんはものすごくいいコンビだと思いました。情報を集めて推理をする敦子さんと、なんだかんだで憑き物を落とした? 美由紀ちゃん。京極堂さんとは全く違うやり方ですけど二人で憑き物落とししているようにも見えて、思わず笑ってしまいました(^^♪

この二人が活躍する話もまた読んでみたいです。

京極夏彦の話は、ちょくちょく出てくる妖怪談義は苦手ですが(-_-;)、頑張って読んだ先に真相が転がっているので、眠気と闘いながらでも最後まで読んでしまいます!(^^)!