徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

透明な螺旋(著 東野圭吾)

タイトル:透明な螺旋

著者:東野圭吾

評価:★★★★

 

先日久しぶりに東野圭吾さんの本を読んで、どうしても……どうしても、ガリレオ先生を読みたくなって、その「沈黙のパレード」の次に出た本を買ってしまいました。kindleじゃない本を買ったのは、沈黙のパレードが数年ぶり(;^_^A

読んだことある本だったらどうしよう、とちょっとドキドキでしたけど、これは知らない話でした(^^♪

 

始まりは、戦後すぐ、家を出た若い女性が東京で恋人を作って妊娠をしたところです。妊娠をして、結婚して……でもどうしても両親には言えなくて、子供が生まれたらいいに行こうといっていたのですが、ご主人が過労からか倒れてなくなってしまったことで、すべてが変わります。亡くなってすぐに産気づいて子供を出産するも、出生届を出すことさえできなくて、子供を育てることができなくなった彼女は、泣く泣く児童養護施設の前に子供を捨てました。

そして、物語は現代へ……世代的にはその彼女の孫世代になります。その捨てられたであろう子供らしき女性の子供(彼女がメインです。年齢は二十代前半くらいかな?)と、その女性が同棲している男性(クズ)とそして、その親子が慕っていた(正確には母親のほうが、ですが)老婦人、などなど、戦後時代を描いたプロローグからつながりそうな人たちが出てきます。そして、なぜか彼らの味方をしているであろう湯川先生。

湯川先生は情に暑い人で、今までにも犯人(真正のくずは除きますが)の事情を考えて、ときに自首するように勧めることもありました。でも、ここまで肩入れしたことってあったっけ? とちょっと不思議な気分になりました。

謎に満ちていた湯川先生の過去を知ることをできて、湯川先生好きから見ると最高(^^♪

湯川先生と刑事の内海さんのペアが好きです。なんかやり取りが面白い。この内海さん、ドラマに登場したのが先で、そこから原作に出るようになったんですよね。

 

やっぱ、面白い。kindle派で可能な限りkindle以外の本を買いたくない私でも、やっぱり電子書籍にならないものは仕方なく紙の本で買います。紙本が嫌いなわけじゃないんです。ただ……狭い部屋の中に本があふれて、売るしかなくなってしまって、売っても大した値段にならず、しかも忘れたころに再読したくなって結局再度買ってしまう(余計にお金がかかる)ので、売らなくてもいい方法を考えるとどうしても電子書籍一択なんですよね。あと、kindle本でそろえていればその本を持ってるかもすぐにわかるし、新刊のお知らせもくるので、本当に最高(^^♪ kindle様々です。

でも、東野圭吾さんはガリレオシリーズが大好きなので、結局それは紙で買うんだろうな、と思ってます。過去に読んだ本が読みたくなって実家と自分の家で家探し中です♪♪