徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす

タイトル:いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす

著者:似鳥 航一

 

私は、本を読むときに、面白いと思った作家やシリーズをまとめて読む、という習性があります(なんじゃそれは……という感じですが(-_-;))。先日読んだ『彼女の色に届くまで』が面白かったので、何読もうかな……と似鳥 航一さんの著作ページを見たところ、ちょうどkindle unlimited対象の本があったので手に取ってみました。

本格ミステリーではなく、日常ミステリーです。彼女の色は絵をモチーフにしたミステリーですが、これは、題名にもある通り、下町(浅草)にある老舗の和菓子屋さんが舞台の話です。よって、和菓子にまつわるちょっとした謎を解決し、和菓子を通して日常的な問題が解決していく、という話です。

今回は台風のせいでお店が壊れてしまい、修復の間に恋人(+α)と奈良に旅行に行ったのに、なぜか旅先で和菓子を作っている不愛想だがやさしい栗田とお人好しで和菓子大好き、和菓子のうんちくを語らせたらもはや止まらない葵さんの二人。

二人の初々しいやり取りもよかったですし、和菓子について語り足りなかった(他の人からすれば十分語ってたように見える)葵さんに付き合って、夜中まで聞いてあげる栗田さんとか面白い。私は和菓子は食べられないのですが、和菓子……というより和のものって可愛かったりきれいだったりするものが多いので、楽しませてもらいました。描写を見ながら、こんな感じの和菓子かなって妄想するのも楽しかったです。

ただ……読み始めたときに「あれ? 間違えたかな……シリーズ1冊目じゃない?」と思っていったんアマゾンページを見に行ってしまいました(-_-;) というのも、なんかこの二人の過去に何かがありそうな予感が……まあ、1冊目だったのでそのまま読みましたし、その違和感もすぐに消えたのですが、あとがきまで行って『シリーズ1冊目だけど、これ自体が続編シリーズだった!!』と思わず叫んでしまいました(^^♪

作者様も描いていましたが、確かにこれ単体でも読めます。そういう風に書かれていますが、存在を知ったからには先に読みたい!! 付き合いだす前の2人の人生をよこすのだ(何言ってんだろう????)というわけで、次回は2巻ではなく『おまちしています』のシリーズを先に読む予定です。

しばらくは(追っているシリーズが出ない限りは)、似鳥 航一さんの話をいろいろ読んでいるかもしれません(興味がある題名がちらほらあったので)

 


少しでもこの本に興味を持っていただけましたら ↓↓ からアマゾンのページへリンクしていますので、ちょっと覗いてみてください。

 

私がお世話になっている、kindleの読み放題!! シリーズの1巻だけ読み放題の対象みたいなのも多いですが、1冊だけ読んで面白かったら残りを購入! とか、初読みの作家さんを読んでみて面白かったらほかの本も購入、なんてやっています。

たぶん……kindle unlimitedがなければきっと破産している……(笑) 笑い事じゃないですけど(-_-;)

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