徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

ゆがめられた世界 ホール・ニュー・ワールド

   

タイトル:ゆがめられた世界 ホール・ニュー・ワールド

著者:リズ・ブラスウェル

 

ディズニーの「もしもの世界」の第3弾、アラジン。で、読んでから気づいたのですが、私、アラジンの話あまり知らない……たぶん子供のころに見たことがあるのかもしれませんが、よく覚えてない、読み始めた後でアラジンはアニメ版のノベライズ?があるみたいなのに気づいて、あ、順番間違えたかな、と思いましたがおいおい読むつもりで今回はこの話を楽しみました。ちょっとネタバレ過多な気もするので、そこはご了承ください。

 

私は小説を読んだ後、誰かに一方的に語ることはできても、語り合うことはあまりできないのですが、今回は、知り合いと語り合えました(この話は知らないですが、私と違ってディズニー版をよく知っている人なんです(^^♪)

 

アラジンはディズニー版との分岐点はめちゃくちゃ早かったです。アラジンはランプを手に入れて、でも即ジャファーに奪われていたのでランプの魔人の主人だったことはありませんでした。

この世界の魔法って何だろう、というのがめちゃくちゃ疑問でした。たぶんですが、もともと魔法の力を持っているのはジーニーのような魔人だけ、人はおそらく魔法の力を持つ何かに助けられて初めて魔法が使えるのではないか、という気がします。なぜかというと、ジャファーは魔人に「世界一の魔法使いになること」を願いましたが、大掛かりな魔法がジーニーが使っていましたし、杖を弾き飛ばされた後は魔法が使えませんでした。そして、反対にその杖を手にしたジャスミンが、今まで使えなかった魔法を使えたんです。だから、「世界一の魔法使い」というのは「最強の力を持つ杖」なのかな、と。そして、ジャファーは魔法をかなりリスペクトしていました。ぼろぼろになった町、その街を魔法の力なしで復興なんてできるはずがない、魔法がなければいずれこの世界は滅ぶのだと、そんな思いとともに最後の願い、「ジャファーの死とともに魔法が消えること」を願っていました。その願いが奇しくもディズニー版のアラジンがジーニーを開放したのと同じで、ジーニーに自由な時を与えることになったのですが……まあ、ジャファーにそのつもりはなかったんだと思います。

後、びっくりしたのが魔法のじゅうたんの扱い。アレは……可哀そう、と思ってしまいました。最後には復活するかと思ったけど、魔法が消えた以上、当然絨毯も戻らないんだよな……

最後にめちゃくちゃ気になったんだけど、ジャスミンがアラジンに「王子としての責任と義務を負ってもらうことになるんだから」と言っているのですが、ジャスミンがアラジンを養子にするの???? んなわけないよね? どう考えても恋人通しなわけだから結婚する未来、なのだと思うのですけど、王女であるジャスミンとアラジンが結婚したら、アラジンがなるのは「王子」ではなく「王配」では? 王子は王の子供だから、ジャスミンが養子にしない限り王子にはなれない気がするのだけど……??????

 

面白かったけど……ちょっとした疑問です。

これって原作ではどうなっているのだろう? 翻訳の関係なのか、原作からして princeだったのでしょうか? 原作を読むことはないと思いますけど、気になったので。知っている人は教えていただけると嬉しいです(^^♪