タイトル：上海妻と僕は国際関係: 上海恋物語 国際結婚の話 ドキュメンタリー作品
著者：けんいち
評価：★★★★★
ドキュメンタリー作品は初めて読みましたが面白かったです。
私が海外に行ったのは学生の時に行った短期留学（１か月）でカナダに行っただけで他には旅行すらしたことがなかったので、言葉が通じない場所での生活、というのは想像もできませんでした。ちなみに、今もう一度カナダに行っても、片言での意思疎通すら無理だと思いますが(^◇^;)
この話は著者が、中国へ行って、奥様と知り合って、結婚して、妊娠して……お子さん（お義父様との攻防に勝っての娘さん(笑)）が生まれる直前までの物語でした。ドキュメンタリーで実際にあった話でしたが、まるで小説を読んでいるみたいでとても読みやすかったです。ドラマティックな日常だ(^^♪
日本と中国のかかわり方や、実際に文字でしか知らない中国の実態なんかも知れました。一人っ子政策とか、読みながらそういえば学校で習ったな……ほとんど覚えてないけど(;^_^A とか思っていました。
あと、びっくりしたのが名前ですよね？ え？？？ 中国って本名、中国語のニックネーム、英名のニックネームがあるの？ 知り合いの名前を知らなくてもいいって、サイコー……じゃなくて、大変だな、とか（人の顔も名前も覚えるのが苦手な私は一瞬いいなーーーと思っていましたが、そもそも、特徴だけで話をしている部分もあるので、たぶん私じゃ話が通じない(;^_^A）
他にもいろいろと、著者の失敗談も含めて、中国のことを知ることができました。婚姻届けに書く必要がある民族とか、日本じゃまず考えられない。本当に何民族になるのだろう？？
あと、奥様と仲がよさそうな様子も伝わってきて、いいな、という気分になりました。
国際結婚どころか、結婚すらたぶんしないだろうな、という私にはまったく想像もできない未知の世界ですが、面白かったです。
著者はドキュメンタリーをシリーズで出しているみたいなので、続きも読んでみたいです(^^♪
