徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす

探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす (講談社タイガ)

タイトル:探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす

著者:汀こるもの

 

探偵は御簾の中の第2弾。

メインは事件の解決ではなくこの2人の恋愛模様です。そしてやっぱり忍の君の作家的能力が凄いな、と思います。彼女は、探偵というより、事実をつなげて物語を作り上げる能力が強いなぁと思います。そして、それがなんだかんだで的を射ているから名探偵なのだろうけど。

そして、その忍に振り回される祐高。だんだんと頼もしくなってきています。そして、今回の最も強大な敵は……

なんというか、今の時代からは考えられない思考回路の人が多いですよね。びっくりするくらいに。主人公である祐高は昔の人からすると珍しい、でも、今の時代からだといい男。忍ともども、夫婦そろって千年以上も時代の先取りをしている印象が強いです。

紹介文を読んだときは、第2章の祐高が犯人と思われている事件を描いた物語なのかと思っていましたが、そこから繋がった第3章がやっぱり一番の盛り上がりでした。事件自体はなんというか、今まで同様すんなりと終わった印象が強いのですが、そのあとの騒動のほうがとんでもなかった……。しかも騒動犯人(?)(あ、殺人犯ではないですよ)に悪気が一切ないというのが……あの時代だと普通なのか? でも、あの人の場合は、あの時代からしてもおかしい気もするのだけど、どうなのだろう。それに反感と恐怖を抱いた祐高がおかしいのだろうか? 悪気が一切ないあの人が、いっちゃん怖かった……(-_-;)

この本を読んだことがある人がどう思ったのか、聞きたい……マジで。理解できないものって怖いなぁ……

 

やっぱり自分を異世界(笑)に連れて行ってくれる小説が私は好きです。たぶん自分で書くよりもずっと……好きなだけ小説を読んでいていいよって仕事、ないかなぁ?(無茶を言うなって感じですけど……)

編集者は絶対に向かないですけど(だって、一読者として読んじゃうので(-_-;))

好きなことだけやって生きていけたらいいのに……。今の仕事もどちらかというと一番好きな部類の作業なのですけど……今まで一番好き……でも、好きなことであっても仕事になるとどうしてもストレスたまってしまいます。特に今、めちゃくちゃ忙しいし、やりたいことだけやるってわけにいかないので。でも、今どんなに忙しくても、ストレスたまってもなんとかなっているのってこういう物語を作ってくれる作家様方のおかげだな、とつくづく思います。

今、読みたい本がたまっています。基本kindleなので、積読ってわけじゃないし、ポイント倍増キャンペーンの対象になっている本が、購入希望の中にない限りは、読むときに購入が多いので、積読はあまりないのですけど、その代わりほしいものリストは増えていく(それが、私の積読になるのだろうか???)でも、その読みたい本一覧とは別に、おススメがあったら聞きたいなとも思っています。Twitter(X)のDMとか、メッセージで紹介していただけたら、読む予定リストに入れます!!

最近、Xで紹介していて面白そうだなって本を、リストに入れることが増えてきました。本は好きだけど、たくさん知っているわけではないので(読める本の量は限られていますしね)、そういう情報が今はとても嬉しかったりします😍