タイトル:探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿
著者:汀こるもの
大河ドラマに影響か、妙に平安時代の小説が目についてしまって……
平安時代とミステリー、好きな組み合わせなので試しに一冊購入してみました。
平安時代って時代柄、今みたいに警察が介入して尋問して……なんてできないんですよね? 前に紫式部の話を読んだ時もそうでしたが、ミステリーの最後は真相はわかるけど、相手の身分柄捕まえることができない場合が多いんですよね。真相も多分あっているにだけで、答え合わせができない場合が多々あります。初めは微妙かな、と思って読んでいましたが、途中からだんだんと面白くなってきたので、二巻以降も購入決定です!
主人公が貴族の奥方と検非違使をしている一歳年下の夫です。平安時代にしては珍しく浮気やら遊びやらを一切しない男性で、でも、結婚して十年以上経って、子供が三人も産まれてからようやく妻に恋した(しかも初恋)というのは面白かったです。普段怒らない人が起こりあせちゃダメだな、とも思いました。兄弟喧嘩もしたことないから、プツンとキレて殿上で剣を振り回して主上からすら怒られるっていうのが面白すぎて、一瞬今までの話が全部吹っ飛んじゃいました(^○^)
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