彼女の色に届くまで
タイトル:彼女の色に届くまで
著者:似鳥 鶏
画商の父と売れない画家の母の間に生まれた緑川礼はずっと画家を夢見てきて、まあ、昔からできた子供特有の痛い部分のある子供(笑)でしたが、まあ、一度はピカソみたいな不思議な絵を描いてみたりもしつつ、もう一度絵を描くことを真面目に学ぼうと考えるに至った中学生を経て、美術高校ではなく、普通高校の美術部に入学して、そこで不思議な美少女と出会いました。
自分にも才能があると思っている主人公に私は、「実力が伴わない自信」だと思っていたのですが、のちに芸大に現役合格しているのを見て、「あ、ごめん……ちゃんと自分の実力をわかったうえでの自身だった……」と思いました(^^♪
高校で出会った少女は、天才で、デッサンについてもよく知らなかったはずなのに、ずっと美術を学び、画商の息子として本物に接してきた主人公の技術を簡単に追い抜いて……しかも、絵の損壊事件やら、絵画に関わる事件に巻き込まれては華麗に解決します。
といっても、犯人も犯行もわかってもそれを伝える語彙力もなく、簡単な単語を伝えるだけですべてを説明した気になって(天才ってこうだよね(-_-;))、そして、なぜかほかの人と同じようなヒントしかもらっていない主人公はそのヒントで真相がわかって、その真相を人に伝える。
高校の3年間で2つの事件、芸大在学時代に1つの事件、そして社会人になってから1つの事件を解決しましたが、その被害にあった絵画には一つの共通点が……
それの真相がわかったとき、「は? マジで?」 と思わずきょとん。最終章に入って主人公がその事実に気づいてからすぐに「もしかして……」と思いましたが、それは半分正解で半分不正解。
主人公は夢見た画家にはなれませんでしたが、たぶん主人公の才能が最も生かされる職につけたんじゃないかな、とは思います。だって、のちの人気画家を一番初めに見つけて、基本的な技術を教えたのは主人公ですし、ね。
不思議ちゃん(千坂桜)は本当に天才的で、気になるものがあると全部忘れて絵を描き始めてしまうような子でした。それで学校にも来なくなってしまうような子で、凄いなそういう子、と思わず思ってしまうほど。
私も似たようなものと言われることもありますけど、そこまで集中はできないんですよね……3日間食べないとか、疲れてバタンキューとか……さすがにないけど、でも、好きなことをして生きているのは変わらないので(仕事も嫌いなことではない、やめたい―――とは思うけど、それは忙しすぎるのと、ストレスたまることがあるからってだけで、ほかにどんな仕事がしたいのか、と聞かれてもないんですよね。ずっと本読んで、生きていきたいけど……あれか? 読書系ユーチューバー……どんな事しているのか知らないけど)
日常ミステリー系は久しぶりに読みましたけど、やっぱりいいものですよね!(^^)!
次は何を読もう……日常ミステリー、本格ミステリー、平安時代の物語……、大逆転裁判(本じゃなくてゲームだけど)、やりたいことありすぎて時間が足りない。よく見る「時短術」とか、「時間を有効活用」系のモノではなく、本当に物理的に時間が欲しいです(^^♪
