徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

竹御所

竹御所 ~花、萎れるままに~

 

タイトル:竹御所 ~花、萎れるままに~

著者:織田百合子

 

読み終わった第一声が、「え? もう終わったの?」でした。読み放題で読んだので値段見ていなくて……よくよく見たら、Kindle端末でですが20ページほど(目が疲れないように少し大きめにして見ているのですが、それで20ページでした)。読み終わるまで短編であることに気づかなかったのは私です。

まあ、面白かったですので、いいのですが。

 

紫式部繋がりで平安時代の女性の物語読んでみたいな、と思って検索をして出てきたのが、コレ。まあ平安ではなく鎌倉時代ですが。小説というより日記みたいと思ったのは正しいらしくて、記録? のようなものに作者が心情その他を肉付けしたみたいです。

私がこれを読むまで「竹御所」を知りませんでしたが、源頼朝北条政子の孫で、四代将軍の妻だった女性のようです。

この話で、ほとんど知識ゼロだった鎌倉時代についてしれましたが……カリスマ性と独裁制を持った人の時代って続かないんだなーというのが一番の感想でした。頼朝の血筋って三代将軍までなんですね。四代将軍は妻が頼朝の孫ですが、そこに子供はできていないのでそこまでみたいです。

私は普段、小説の後書きってあまり読まないのですが、今回は短かったし、電車が駅に着くまで時間もあったので読んでみました。これは……あとがきも本文です。この話をこれから読む人はあとがきまで読むべし!!

 

私元々時代小説が好きではあったのですが、表立って有名な男性ではなく、女性主人公の話が読みたかったのです。でも、なぜかうまく出てこなくて……。諦めていたのですが、紫式部を読んでからおすすめにも出てくるものが増えたので、嬉しくなってきました。