徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

ゆがめられた世界 ソー・ディス・イズ・ラブ

  

タイトル:ゆがめられた世界 ソー・ディス・イズ・ラブ

著者:エリザベス・リム

 

ディズニーのもう一つの話、シンデレラ。この話の分岐は、大公がガラスの靴を履ける女性を探しに来た時に、シンデレラが靴を履くことができなかったら……という話です。

大公が家から出て行ったあとで、『ガラスの靴の女性』が自分だとトレメイン夫人にばれてしまったシンデレラは売り払われそうになりましたが、寸でのところで逃げ出し、たまたま拾ってくれた女性の協力でお城で働くようになりました。そして、いろいろな偶然が重なり、王子様の叔母である侯爵夫人の側仕え+大公のスパイとして働くことに……。

いつも数日で使用人を首にする侯爵夫人は、不思議とシンデレラをいろいろと助けてくれるようになります。そして、そうするうちに、この国に魔法がない理由を知り、同時に国家を転覆させるような陰謀に巻き込まれて……

 

意地悪な義母や義姉はその通りなのですが、ぴしゃりとした義母であるトレメイン夫人の話し方に、トレイン先生を思い出してしまった私は末期です💦

シンデレラもですが、いろいろと計画を練って、「俺は凄いんだ」的に悦に入っているようにも見える大公がまた、なんというか、間が悪いというか、詰めが甘いというか……明確な悪役なのですが、はっきりと憎むことができませんでした。そして、詰めが甘いながらもいろいろと画策しているらしい大公の魔の手からシンデレラがどうやって逃れるのか……私のいつもの流れで、下に入った途端スピードアップしました(というかやめられずに読み続けていました(^^♪)

 

他に出てないかな、と調べたら、同じタイプだけど作者の違う白雪姫の話もあるみたいなのですが、kindleにはなっていない模様。紙の書籍はあまり増やしたくないのですが……このシリーズ自体は楽しいので、ちょっと悩みどころです。kindleにならないかな~とちょっと期待しています。