徒然なるままに

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猫の姫、狩りをする 〈妖怪の子預かります〉(著 廣嶋 玲子)

タイトル:猫の姫、狩りをする 〈妖怪の子預かります〉

著者:廣嶋玲子

評価:★★★★★

 

とりあえず休みの間は、一日一冊読むという目標を立てて、なんとかクリアしている神谷千郷です(^^♪ といっても、これがクリアできるのは、このタイプの小説だからですけど。よく読んでいるミステリーなんかだと一日中読んでいないと難しいですし💦

 

妖怪の子預かりますのシリーズも6冊目になりました。第1シリーズも折り返しかな?

今回は、今までちょこちょこ出てきていた大妖怪、猫妖怪たちの王、王蜜の君の物語です。そして、細かい事件がいくつも出てきますが、すべては猫にまつわる話であり、そのすべてが一つの物語につながる、というのは読んでいてわくわくしました。

人間なんて興味なさそうな、王蜜の君が弥助のところへ転がり込んでくる、というのは絶対に裏がある(前半部分にちょろっと出ていた心情なんて嘘に違いない……)と思っていましたが、やはり裏がありました。タイトル通り、猫の姫様が狩りをする話です。

前の巻で出てきた力の弱い猫の妖怪が大活躍する話なんかも合って、猫たちの世界を垣間見たような気分に浸れました。

今回は、弥助がわき役かな??? という感じでしたが、こういう話も面白いです。あと、半妖のみおも出てきて、前回の時は人間と変わらないんだな、と思っていましたが、妖怪であることを受け入れた後ってまだまだ弱いけど、人とは違う力も得始めているんだな、というのも面白いです。

こうやって少しずつ時が進んでいき、いろいろと絡み合っているこういう話が大好きなので、この休み中に可能な限り読み進めたいです(^^♪