徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心

探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心 (講談社タイガ)

タイトル:探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心

著者:汀こるもの

 

探偵は御簾の中のシリーズ第3弾。今回も、忍が大活躍。やっぱ、作家ぽいな、この探偵(?)。

今回は、殺人事件の謎も面白かったです(え! マジ? あんなのあり??? とんでもない仕掛けだな)が、一番のメインは最終話、祐高の兄嫁である白桃殿様。とんでもないことをしでかして、タイトル通りご乱心なのですけど、この苛烈なお姫様の方がその旦那より理解できます。というか、わかりづらいけど、ちゃんと大切にしてるんだな、と思えてきました。そして、自分のことでいっぱいいっぱいな白桃殿様、実際にお知り合いになったら怖いけど、遠くから見ている分には面白くていいな、という気分になりました。でも、その旦那は相変わらず理解不能なのですけど……あれだけいろいろと好き勝手に生きていて、一番怖いのがアレって、や、わかりますけど、怖いですよ、普通の人は。でも、あそこまで自由に生きていたら開き直っているのかと思っていたのですが(-_-;)

 

最近知り合いが理不尽なことを言うんです(-_-;) 私が『平安時代』にもろハマりしているからか、平安時代百人一首に興味を見出したらしく(もともと好きだったみたいだけど、最近はご無沙汰で忘れていたみたいなんですよね、なんでもそれを思い出しちゃったとか。私のせいじゃないですよね???)『本読むの楽しい! どうしてくれるの、あんたのせいだ』と文句を言われて『り、理不尽……』なんて思ってます。

『最近、本読むのが楽しくて楽しくて……』といっているので『楽しいならいいじゃん』と思っているのですが、ついつい読みすぎて夜更かしするようになったのが私のせいなんだとか、ひどくないです? 私はただ、自分で読んで面白かった本について語っているだけなのに……

最近は私が紹介した紫式部の小説を読破して、この探偵は御簾の中にも興味を持ち始めているみたいです(^^♪ そうやって、本の沼に落ちてしまえばいい……なんて思ってせっせと布教しているのです!(^^)!

今出ているのは後一冊なんですよね。探偵は御簾の中、続けて読もうかと思います。他にも読みたい本があるのですけど、最近は忙しすぎて……読む時間が取れないのが悲しい( ;∀;) あと、逆転裁判にはまっていて、さび付いていたゲームを引っ張り出しているのも原因の一つなのですけど(-_-;)

 

探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす

探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす (講談社タイガ)

タイトル:探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす

著者:汀こるもの

 

探偵は御簾の中の第2弾。

メインは事件の解決ではなくこの2人の恋愛模様です。そしてやっぱり忍の君の作家的能力が凄いな、と思います。彼女は、探偵というより、事実をつなげて物語を作り上げる能力が強いなぁと思います。そして、それがなんだかんだで的を射ているから名探偵なのだろうけど。

そして、その忍に振り回される祐高。だんだんと頼もしくなってきています。そして、今回の最も強大な敵は……

なんというか、今の時代からは考えられない思考回路の人が多いですよね。びっくりするくらいに。主人公である祐高は昔の人からすると珍しい、でも、今の時代からだといい男。忍ともども、夫婦そろって千年以上も時代の先取りをしている印象が強いです。

紹介文を読んだときは、第2章の祐高が犯人と思われている事件を描いた物語なのかと思っていましたが、そこから繋がった第3章がやっぱり一番の盛り上がりでした。事件自体はなんというか、今まで同様すんなりと終わった印象が強いのですが、そのあとの騒動のほうがとんでもなかった……。しかも騒動犯人(?)(あ、殺人犯ではないですよ)に悪気が一切ないというのが……あの時代だと普通なのか? でも、あの人の場合は、あの時代からしてもおかしい気もするのだけど、どうなのだろう。それに反感と恐怖を抱いた祐高がおかしいのだろうか? 悪気が一切ないあの人が、いっちゃん怖かった……(-_-;)

この本を読んだことがある人がどう思ったのか、聞きたい……マジで。理解できないものって怖いなぁ……

 

やっぱり自分を異世界(笑)に連れて行ってくれる小説が私は好きです。たぶん自分で書くよりもずっと……好きなだけ小説を読んでいていいよって仕事、ないかなぁ?(無茶を言うなって感じですけど……)

編集者は絶対に向かないですけど(だって、一読者として読んじゃうので(-_-;))

好きなことだけやって生きていけたらいいのに……。今の仕事もどちらかというと一番好きな部類の作業なのですけど……今まで一番好き……でも、好きなことであっても仕事になるとどうしてもストレスたまってしまいます。特に今、めちゃくちゃ忙しいし、やりたいことだけやるってわけにいかないので。でも、今どんなに忙しくても、ストレスたまってもなんとかなっているのってこういう物語を作ってくれる作家様方のおかげだな、とつくづく思います。

今、読みたい本がたまっています。基本kindleなので、積読ってわけじゃないし、ポイント倍増キャンペーンの対象になっている本が、購入希望の中にない限りは、読むときに購入が多いので、積読はあまりないのですけど、その代わりほしいものリストは増えていく(それが、私の積読になるのだろうか???)でも、その読みたい本一覧とは別に、おススメがあったら聞きたいなとも思っています。Twitter(X)のDMとか、メッセージで紹介していただけたら、読む予定リストに入れます!!

最近、Xで紹介していて面白そうだなって本を、リストに入れることが増えてきました。本は好きだけど、たくさん知っているわけではないので(読める本の量は限られていますしね)、そういう情報が今はとても嬉しかったりします😍

探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿

探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿 (講談社タイガ)

タイトル:探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿

著者:汀こるもの

 

大河ドラマに影響か、妙に平安時代の小説が目についてしまって……

平安時代とミステリー、好きな組み合わせなので試しに一冊購入してみました。

平安時代って時代柄、今みたいに警察が介入して尋問して……なんてできないんですよね? 前に紫式部の話を読んだ時もそうでしたが、ミステリーの最後は真相はわかるけど、相手の身分柄捕まえることができない場合が多いんですよね。真相も多分あっているにだけで、答え合わせができない場合が多々あります。初めは微妙かな、と思って読んでいましたが、途中からだんだんと面白くなってきたので、二巻以降も購入決定です!

 

主人公が貴族の奥方と検非違使をしている一歳年下の夫です。平安時代にしては珍しく浮気やら遊びやらを一切しない男性で、でも、結婚して十年以上経って、子供が三人も産まれてからようやく妻に恋した(しかも初恋)というのは面白かったです。普段怒らない人が起こりあせちゃダメだな、とも思いました。兄弟喧嘩もしたことないから、プツンとキレて殿上で剣を振り回して主上からすら怒られるっていうのが面白すぎて、一瞬今までの話が全部吹っ飛んじゃいました(^○^)

 

 

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逆転裁判 蘇る逆転 脚本大全 (カプコンF)

逆転裁判 蘇る逆転 脚本大全 (カプコンF)

タイトル:逆転裁判 蘇る逆転 脚本大全 (カプコンF)

著者:株式会社カプコン

 

昔からゲームはあまりしなかったのですが(大体すぐ飽きる)、例外もいくつかあって、例えば、珍しく年単位で続けているツイステッドワンダーランド(ディズニーのゲームですね)とレイトン教授シリーズ、そして逆転裁判シリーズ。レイトン教授シリーズと逆転裁判シリーズのためだけに3DSを購入したほど(-_-;)

でも、さすがにそのためだけにスイッチ購入をするつもりはないのですが、iOSアプリになったら購入する程度には好きですね(まあ、今のところ新作出てないのですけど)

そこでアマゾンを見ていたところ、逆転裁判シリーズの漫画を見つけてkindleで購入してみました。やっぱやりたい(逆転裁判って定期的にやりたくなるんですよね)。というわけで、持っているアプリで始めたんですけど……途中で落ちたり、正直私はストーリーが読みたいのであってゲームがしたいんじゃない、小説なんかであればそっちを見る(でも、小説や漫画ってかなり簡略化されてるんですよね)……というわけで、シナリオやセリフが全部見れるというこの本を読んでみました。

セリフを全部見れるのはよかったですが、時系列が一部順番通りにはなっていなかったので若干の戸惑いは感じました。でも、ストーリーを知っているからかそこまで大きな戸惑いもありませんでしたが。ただ、なんか読みづらい……たぶんkindle端末じゃなくてkindleアプリのほうが読みやすいのかな、とも思います。

にしてもなんで逆転裁判ってkindle出版がほとんどないのだろう??? 逆転裁判1を漫画にしたのはkindleで出ていますけど、オリジナルストーリー的な逆転裁判ってkindleではないんですよね。漫画喫茶で読んでみたことありますけど……もう一回読みたい。kindleで出てくれたら即購入するのに……しかも今って絶版なのか、新刊では出てないんですよね? 中古で買うならアマゾンじゃなくてブックオフのほうがいいけど……

部屋の片付け苦手人間なので、紙の本は極力増やしたくないんだけど……

でも、頭は逆転裁判祭りになっているし……ストレス解消もかねて、本はあまり我慢したくないんだけど……😢

ぎゃーーーー悩む!!

たぶん、今更kindle化はしないだろうし……

とりあえず、本になっていない部分はゲームでやるか……ゲームは持ってるし。ただ、3DS関連を全部売って(今、売れるのか???)6と大逆転裁判シリーズはiosで買いなおすか、悩み中です。1-3と5はもともとiosで持ってるので、購入するにしてもそれやり終わってから、のつもりですけど(4だけはあまり好きではないので、ゲームでやるつもりはないんですけど、もし漫画とか小説で出たらたぶん読みますが)

 

ページズ書店の仲間たち3 ティリー・ページズと物語の地図

ページズ書店の仲間たち3 ティリー・ページズと物語の地図 (ページズ書店の仲間たち 3)

タイトル:ページズ書店の仲間たち3 ティリー・ページズと物語の地図

著者:アナ・ジェームス(著)、池本尚美(訳)

 

去年の年末に出会って、めちゃくちゃハマった物語です(^^♪

前作が次回にこうご期待!! というような終わり方でしたので、続きがめちゃくちゃ楽しみでした。なので、出ているのを見て即購入!

出版社からのお知らせで『堂々完結』と書いてあって、あれ??? たしか……六部作じゃなかったっけ? 日本ではこれで三冊目、だよね???? と思わず疑問符いっぱい出てしまいました💦 もしかして、翻訳版は2冊合本だったのかな? という疑問。そして、読み終わった読後感的にもあ、なんか完結っぽい終わり方でした。でも、なんとなくあまり読まないあとがきをぱらぱらと(本当にちらっと見ただけで読んだわけじゃないんですが)見てパッと目に入った内容にぽかん、としました。訳者あとがきにはしっかりと『六部作の三冊目』と書かれていて、四冊目は今回出てきた新キャラの活躍会だと、書かれていました(^^♪

あれかな、第一章完結、次から第二章? これは……翻訳される??? 知り合いに『十年後くらいにされるんじゃない?』なんて言われましたが、ト、トラウマが……(大好きなシリーズ(連作集で話に明確なつながりはないし、主人公も違うのですが)の第3部だけが翻訳されずに10年……技術の進歩で英語能力会務の私が原語で読めるまでに結構苦労したんですよね。え、それは……怖い! それにこのシリーズ、ちょっとした文字上の飾りなんかが面白くて、そういうのも含めて楽しむ話だと思っているの絵、それも面白くないな……。あと、たぶん日本語版に修正しているのか、日本語的な言葉遊び? 文字遊び? っていうのそういうのがたまに出てきてそれもまたいいよね。となると翻訳版で読みたい!!

 と、思ってストーリー解説を読み返してみたら『ティリーの物語、堂々完結』と。そういえば、あとがきにも『次はマイロが活躍って書いてあったっけ……』と思わずホッとしました。よかったー! 翻訳されるよね? めちゃくちゃ楽しみ。

と、物語以外の感想になってしまいましたが、物語も面白かったです。ブックワンダーや記録者、本の魔法について、いろいろな疑問が解決される部分も。

本の記録者(アーキビスト)として登場したある人物。え! 本当に??? とワクワク! 第四部はもっと奥深くに触れることができるんじゃないかな、と期待もしています。

 

 

でぃすぺる

でぃすぺる (文春e-book)

タイトル:でぃすぺる

著者:今村 昌弘

 

Twitterで「面白かったーー」的な内容のツイートを見て、ちょうど次の本を選んでいるところだったので購入してみました。久しぶりのミステリー(^○^)

内容的にはファンタジー+ミステリーの要素が強かったです。

大好きな従姉妹が殺された事件の真相を知りたい、と願う優等生のサツキ、オカルトが大好きでオカルトの内容を壁新聞に掲載したいと思ったユースケ、ミステリー小説が好きになった転入生のミナの三人は掲示係になったことで関わりを持ちました。

従姉妹のマリ姉が残した手がかりは、六つしかない七不思議の物語。そこでサツキは七不思議を調べつつ、マリ姉の死の真相を知ろう、と考えました。

 

七不思議を調べるうちに知った現実の事件や色々な関連性、隠されたメッセージ。小学生、という行動が制限される中でなんとか手がかりを得ようと奮闘していきます。

事件解決だけではなく、小学生の人間関係の悩みやその他、いろいろな出来事を通して成長が見れるのも良かったです。

そして、意外な真実。

「え? まじかーー」

どうなるのか先が読めなくて、ついつい読み進めてしまいました。

やばい、やっぱ小説を読むの楽しみすぎる。

 

私はそこまでホラーが得意ではないですが、嫌いなわけでもないので「怖い」という感覚はなかったですけど……ホラー大っ嫌い、という人は自衛してください(⌒▽⌒)

怖くはないですが、七不思議なんかも出てくるので(^_^*)

大正の后 昭和への激動

  • 大正の后 昭和への激動 (PHP文芸文庫)


    タイトル:大正の后 昭和への激動 
  • 著者:植松 三十里

 

大正天皇の后、貞明皇后の人生を描いた小説です。

日本人ではありますが、天皇家の内情なんて全く知らないかったので、読んだ後でwikiで調べてみたら実際の出来事を描いているみたい(まあ、明治から昭和初期の時代のそれも皇室なんだから、下手なことはかけないですよね(^○^)

始まりが農家の子供っぽかったので、あれ? 皇后様の人生では??? と思ったのですがまさか、幼少期に農家に里子に出されていたとは……びっくりです。

普通に生きていたら知ることなんてない、関わることなんてできない皇室の生活の一部を見てたような気がします。実際にどういう風だったのかはもちろんわかりませんが、それでも遠い……ほんとうに想像もつかないくらい遠い過去のことではないので、想像しやすかったです。

そして、世界大戦のこと……その頃の皇室のこも描かれていました。

全ては皇后から見た世界でしたので、他の人視点の物語も読んでみたいと思います。

 

政治家って……今も昔も変わんないんだな……と、xやらyahooニュースやらをみながら思わずため息をついてしまいました(⌒-⌒; )