徒然なるままに

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ゆがめられた世界 ワンス・ワズ・マイン ディズニー ツイステッドテール

    

タイトル:ゆがめられた世界 ワンス・ワズ・マイン  ディズニー ツイステッドテール
著者:リズ・ブラスウェル

 

ディズニーのラプンツェルのもしもの話。

ラプンツェルは長い金色の、癒しの力のある髪の毛を持っているお姫様の話ですが、今回は、王妃様が金色に光る花ではなく、銀色に光る花を食べてしまったことで、銀色の髪の毛と、人を殺す恐ろしい力を秘めた王女様が生まれてしまいました。

今回のラプンツェルは誘拐されたわけではありませんが、やはりゴーテルに育てられ……自分が持つ恐ろしい力の存在に怯えて過ごしてきたラプンツェルが、やはり空に浮かぶ光を探して旅を始める……というものでした。

ゴーテルとの関係はもともとの話と似ていますが、フリンとの出会い、ともに旅をした仲間……そして、ラプンツェルの力を制御するすべを教えてくれた魔女の存在……原作にはない登場人物もたくさんいました。そして、原作にいたけど、違う立ち位置のモノも。特に「マキシマス」……え? ぜん、ぜん出てこないと思ったら……

 

ラプンツェルはアニメでも、人に語られる物語というイメージの話でしたが、今回は、入院している妹のために、ラプンツェルの変形バージョンを語っている、という設定でした。それもあってところどころ、現実の病棟での話も出てきて……なんというか、ふっと現実に戻されることが多々ありました。あれは、あれで設定として面白いのですが……はじめと終わりだけでいいんじゃないかな、と少しだけ思ってしまいました。