徒然なるままに

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妖たちの気ままな日常 〈妖怪の子、育てます〉(著 廣嶋 玲子)

タイトル:妖たちの気ままな日常 〈妖怪の子、育てます〉

著者:廣嶋玲子

評価:★★★★★

 

千吉と弥助、そしてそれにかかわる妖怪たちの日常小話です。新しい妖怪たちもたくさん出てきました。しかも、前作のあとがきで書いてあった読者から募集した妖が二人も出ていました。

今回いろいろな話がありましたが、「秘密の茶飲み仲間」が好きでした。あの月夜公と玉雪が和室系茶室で情報交換をしつつ茶飲みをしているなんて……💦 読みながら千利休豊臣秀吉を思い出していました(^^♪

ほかにも千吉が弥助以外に優しさを向ける場面があるのに、成長したな……とほっこりしたり(何目線だろう……(-_-;))もしました。細雪丸が大好きな、なきという妖怪の話なんかまさにそう。はじめのころじゃあ、きっと千吉は無視していたに違いない。

このシリーズは長い事件の話も面白いけど、短い短編集の集まりもまた面白いです。

あと、最後のほうにあった、餅つきの話も面白かったです。久蔵の双子の娘って、結婚できなくないか??? というか、医者の宗鉄先生はみおの婿として弥助を認めていたのではなかったか??? 確かそうだった気がするのに、やっぱり認めないの? まあ、半妖のみおちゃんも久蔵の娘たちもすぐに結婚とかは不要かな、とは思いますが。たぶん人間よりは寿命長いですよね???

 

今出ているシリーズはこれで最後なので、続きが楽しみです。