小説小野小町 百夜
タイトル:小説小野小町 百夜
著者:髙樹のぶ子
ものすごく時間がかかりましたが、読了!
文体が古風で、昔ながらの文章なので難しかったですが、小説になっているので面白く読めました。
小野小町が生没年も系譜も不明なのですが、小野篁の孫だという説が有力ですが、年代的に小野篁の娘という説もあるようです(全く関係がないという説もあるようですが)。
その中で、この物語は小野篁の娘として描かれていました。そして、小町の父? という説がある良実は篁の弟(こちらも篁の子であるという説もあるみたいですが)として出てきました。しかも、隠された衝撃の血筋が……💦
百人一首は色々と調べているところ、ということもあり、見覚えのある和歌もいくつか出てきていました🥰
おお~~でた~~~~と思ったのは、やはり、この二つですね。
★花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)

★わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣り舟(小野篁)

この物語に出てくる小野小町は、一途な人、という印象が強いです。帝に懸想されながらもたった一人を愛し続けていました。結ばれたのは一夜のみでしたが、それを縁に生き、最後の最後まで、愛し続けていましたし、幼い頃に別れた母を思い続け、最後の力を振り絞り、母と別れ、いづれ戻ってきますと誓った地に戻りました。
百夜物語もいつ出てくるんだ? とヤキモキして読んでいましたが、想定外のところから繋がりました。でも、その流れになると、全ての話はそこにつながる布石でもあったのか、と。
にわかにしか知らないのですが、それでも聞き知っている話とは随分と印象が違いましたが、この物語の小野小町にはこれが合う、という気分で読んでました。
※このイラストは、神谷がPowerPointで描いたものです。
百人一首を調べながら描いていて、この話を詠んでいる時に、思い出していたので(^^♪
【覚書】
小野小町が篁の子、という説の小説
一夜の契りか
昔なら普通のことだけど……
小町の初めてがよしざねって……
よしざね、篁の弟、小町の叔父、親王の子
宗貞に恋してる?
帝のお召し一回、その前に宗貞との逢瀬……
雨乞い
出家した宗貞との最後の開墾で、あの、さくらの句を読んだ
安倍清行 安倍って聞くと晴明を思い出すけど、まあ、関係ないよね。晴明より前の人だけど、晴明、系譜不明だし。貴族ではないし。
深草少将……すでに故人? しかも、小町が生まれた頃に埋没されてるって……まさかこれが百夜物語じゃない、よね?
深草少将が、よしざね……しかも、百夜物語は、小町が言い出したことじゃなく、気がついたら、か。これ、九十九枚で終わるって話だったりするのかな?
百夜という曲……吹いている途中で消えた音、随分と印象と違うな
最後まで宗貞を愛し続け、幼い頃に別れた母を思い続けた……一途の人、小野小町
