タイトル:ゆがめられた世界 ビューティ&ビースト
著者:リズ・ブラスウェル
『ディズニーツイステッドテール』シリーズの最新作は、美女と野獣、「もしも、野獣に魔法をかけたのがベルの母親だったら?」のもしものお話。
めちゃくちゃ面白かったです。私はやっぱり前半より後半の方がスピードが上がるので、上は2日くらいかかったのに、下は1日で読み終わってしまった(-_-;)(まあ、下を詠んだのが休日だったから、というのもありますが。そもそも平日と休日じゃあ、読書に使える時間が桁違いですし)
前半は、ベルの両親の出会いのころの話と、ベルが野獣の城にやってきたとき(ディズニー内の物語の時間軸)を交互にやっていました。ベルの母親がなぜ、魔法をかけたのかもわかってきて……そして、彼女が姿を消した謎も……オチも、面白かったです。
最後の最後、野獣の落ち着き方が「ま、マジで……???」となりました。うっわー、見かけは野獣だけど、最後は自分の周りにいてくれた召使のために、自分のことを後回しにする様子が、イケメンでした(^^♪ ベルとのこれからに期待(なんか、続編……旅立ち編)が読みたいですよね😍(これ以上は完全ネタバレになってしまうので、控えますが……読んでほしい。ちなみに、オチを知り合いに完全に語ったら「面白そうね。でも、読むのはいいかな、全部知っちゃったし……と(´;ω;`) 私の悪い癖なんです。興奮すると全部語っちゃう(´;ω;`))
後黒幕も、ね。ディズニーで悪役だったガストンは……なんというか、悪役は悪役だけど、なんていうか、中途半端やな、という感覚です(-_-;)
最近ライトノベルを読むことが多かったので、忘れかけてたこの感覚。
強制的に、小説の世界に引きずり込まれて、読み終わっても頭がジンジンするような不思議な感覚の中で、なかなか現実世界に戻ってこれない、この感覚。毎回感じられるわけではないのだけど(どちらかというと、この感覚を感じられるのってあまり多くないんですよね)、でも、これがあるから、本を読むこと、やめられないんです。
今回読んだ、美女と野獣の歪められた世界は、そんな数少ない感覚を感じられる本の一冊でした。