タイトル:シンデレラ城の殺人
著者:紺野天龍
初読みの作家さんですが、X(Twitter)で読了のポストを見かけてタイトルに惹かれて購入を決めました。話の流れは逆転裁判に似ています。主人公にしか不可能な殺人事件、突如始まった裁判……主人公の詭弁での時間稼ぎ、逆転勝利! 私は逆転裁判が好きなので楽しませてもらいました。著者は逆転裁判ファン? ただ、誤算があるとすれば……一日で読み終わってしまったこと。タイトルから二、三日かかると踏んでたのに……面白かったのですが、お金が……😭
シンデレラですが、童話やディズニーのシンデレラとは雰囲気が違いました。貴族は継母の方。平民のシンデレラの父と再婚、シンデレラの父の死後、シンデレラに家事をさせても残らせてあげるって優しい……しかも、家事も家が没落寸前のために使用人を雇えなかったから見たいですし、シンデレラ普通に継母姉たちと仲がいいですし。
一番上に姉、目の前にあるものをなんでも食べてしまう巨体。パーティーでフードファイターをやってバタン、と倒れてしまうほど(子供かお年寄りかな? 限界がわからないのかい!)
しかもシンデレラ、二番目のお姉ちゃんに朝食まだ? 姉が暴れてる,と聞かれて「昨日食べたじゃない」と答えるような子です。ちなみに、シンデレラだけ食べ終わってました(もう、それが許されるって仲いいですよね?)
地の文はシンデレラの声なのですが、なんというか、家族大好きだな、特に二番目のお姉ちゃん。と思って微笑ましく思っていたら、普通に最後に爆弾が! 事件の真相よりシンデレラが面白かったです(⌒-⌒; ) 事件の真相も面白くて一気に読んでしまいましたが、最後の爆弾で全部吹っ飛びました。もしかしたらヒントがあったのかもしれませんが、私が気づかなかったので💦
シンデレラ城の名前の由来も面白い! 王様……(⌒-⌒; )
私の好みのタイプのお話でした。