タイトル:平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて宿敵を得る~
著者:小田菜摘
平安あや解き草紙のシリーズも、5巻まで来ました。
父親が娘の恋愛を知り……お互いに相手の立場ゆえに何も言えなかった二人。帝は……まあ、そうなるよね。結局、帝の言葉もあり誰にも言えないままですが(-_-;)
ただ、困った……今でいう完全職業婦人の伊子が家庭に入るのが想像できなくなってきました……なんというか、帝や東宮問題が片付いて(というか女宮を退けて)、伊子と崇那が結婚して……でも、このまま後宮で差配を続ける……という未来になってほしいですけど、この時代だとどうなんだろう??? 今ならありですし、この時代でも中流階級ならありですけど、相手は左大臣の大姫と、東宮候補の宮様なんだよね。崇那が伊子をもらっても、昔の通り左大臣家に婿入りしたとしても厳しいな……と思ってしまいます。
……というか、この後のシリーズのストーリーで出ていた崇那の嫁候補? って……十八歳差……相手が、今の時代で考えるともっと年取ってからだったらともかく、相手が十六歳だと犯罪だなぁ……まあ、昔だったら普通に合法ではあるのだろうけど。
政治も・恋愛も・そして、伊子の望みもすべて……かなうような大団円を夢見て続きを読み進めます。後3冊……私の夏休みは後2日。読めるかな???