徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

後宮の薬師 平安なぞとき診療日記

タイトル:後宮の薬師 平安なぞとき診療日記

著者:小田 菜摘

 

平安時代に関するマイブームは、いつまで続くのだろうか、と疑問に思っている今日この頃です。それにしても、平安風の話ってこんなにあったんですね? 以前一度探したときにはあまり「読みたい」と思うのが出てこなかったのに、今は大量に出てきて少しびっくりしています。読書履歴からのおすすめにも平安風の話が増えていますし(^^♪

今回の話は、私が一番好きな、紫式部たちの時代よりも前のようです。なんせ、陰陽寮の学生の安倍清明が出てきたので。+大宰府に赴任していた小野参議に請われて京の都までやってきた女医(薬師)が主人公の話で、はじめ『小野参議』と聞いて、『小野篁?』と思ってしまいました。……ちょうど篁の句を描いた記憶が残っていて……まあ、清明が生まれたときには小野篁はもう亡くなってしまっていたはずなので、清明が出てくる時点でありえないのですが……(清明の登場は、本の紹介で読んで知っていたのに、ついつい(-_-;))

日本人の母と外国人の父の間に生まれたハーフの瑞蓮は日本人とは違う容貌で人目を惹くというのもありますが、海を渡ってきた父に外国での医術も仕込まれていたこともあり、若いながら有名な女医でした(まあ、京では無名なのですけれど)

そんな彼女が京に来て、小野参議の娘の皮膚病の治療をしつつ、彼女の担当医だった、若手医師のなぜか教師に近いようなことをしつつ……彼に頼まれて後宮で、隠された宮様(生まれつき歩くことができないことと、母親の身分が低かったせいでお披露目されていない宮)の治療(歩けないことに対する治療ではなく、それによってできた皮膚病の、ですが)をしているうちに、左大臣の娘の女御の女房の治療を受けたり……ほかの女性陣の相談に乗ったり……

『呪詛』という言葉が紹介文にあったので、もっとファンタジー要素のある話かと思ったらしっかり現実的なお話でした。呪詛も、実際に効力があるとか、そういう話ではなく、呪詛のせいと思われていたものも、その性質を利用した人の仕業でしたし……

呪詛やら陰陽師やらたくさん出ては来ていましたし、清明の占いのおかげで思いついた病の原因があっていたりと……「うわー、清明凄い」となりました(^^♪

2巻はkindle unlimitedの対象ではないですが、面白いので普通に購入・読む予定です。だめだ……本に関しては本当に理性が利かない( ;∀;) あるだけ使ってしまうからたまらないし💦 でも、本を読めなかった時期(精神的な要因もあったのですが)は、電話でしか話さなかった母も、心配するほどなんか危なかったみたい(あまり自覚なかったんですが、今思えば確かに、やばいよね、あれ……。でも、なんか、本の文字が頭に入ってこなかったんですよ。だから、読む気にもならなかった……たぶん、3年くらいかな? 前の職場辞めてしばらくして普通に読めるようになったので……本当に精神やばかったんだなと、自覚しました)し、読書ができるようになってから、落ち込んでも引き面亡くなったので、そこは、借金しない程度に我慢しない、と決めています。やっぱせっかくの人生、楽しまないとね(^^♪

 


 

私がお世話になっている、kindleの読み放題!! シリーズの1巻だけ読み放題の対象みたいなのも多いですが、1冊だけ読んで面白かったら残りを購入! とか、初読みの作家さんを読んでみて面白かったらほかの本も購入、なんてやっています。

たぶん……kindle unlimitedがなければきっと破産している……(笑) 笑い事じゃないですけど(-_-;)

今回私が読んだ話は、1巻がkindle unlimitedの対象になっています。少しでも興味が出た方は、ぜひ、読んでみてください

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