タイトル:恋をし恋ひば かんなり草紙
著者:深山くのえ
平安時代が舞台の話。今までと違って史実に沿っている、というわけではない創作なので、どのあたりの次代なのかは不明ですが……
大納言だった父親が亡くなり、あまり日が当たたないうちに母もなくなり、残ったのは両親が残してくれた家と荘園と、そして数少ない使用人たち。でもいつの間にか荘園は他家にわたってしまっていて……あっという間に没落してしまった少女は、母の妹の嫁ぎ先である式部卿の宮の娘(主人公の従姉妹にあたります)に仕えることになりました。そして、帝の女御となった従姉妹についていった姫……沙羅は、それから七年の時を経て、当時婚約をしていた元婚約者の男性と知り合い、恋に落ちました。
大人の思惑に翻弄されるしかなかった幼い少女とそれより少し年上だった男の子。でも、再開して、最悪(周りをそれはもう、自分の妻や子供でさえも)駒としてしか見ていなかった父親の手を振り払い、それどころか、しっかり制裁を加えることのできたヒーローは最高!!
ミステリーはいる? と思ったけど、普通に恋愛でした。ミステリーはおまけかな? という程度。でも、二人が幸せに……一度は手放した姫の家で夫婦仲良く暮らせるようになったのは本当にホンワカです。
シリーズもので背うが、次巻は主人公が違います。
でも、まったくつながりがないわけでもなさそう(感想に、この話の2年後、と書いていたので何かしらのかかわりは見出せそう)なので、楽しみです。
同じ世界観で主人公が違う話、というのは昔から好きです。一時期海外のロマンス小説にはまっていたのもそれが理由なんですよね(^^♪
私がお世話になっている、kindleの読み放題!! シリーズの1巻だけ読み放題の対象みたいなのも多いですが、1冊だけ読んで面白かったら残りを購入! とか、初読みの作家さんを読んでみて面白かったらほかの本も購入、なんてやっています。
たぶん……kindle unlimitedがなければきっと破産している……(笑) 笑い事じゃないですけど(-_-;)
今回私が読んだこの世をばは、kindle unlimitedの対象になっています(シリーズ全部大将なのは、最高にうれしいです(^^♪)。少しでも興味が出た方は、ぜひ、読んでみてください
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