徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

15:君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ(光孝天皇)

 

この句の絵を描いたときに、まず句の意味を調べましたが、句の意味についてはほかの句に比べてわかりやすかったです。

昔のことなので、真実なんてわかりようがないのですが、まず思ったのが不遇の人生? というものでした。というかこの時の政、天皇家はまるで藤原基経に好き勝手にされているイメージです。

光孝天皇は血筋的には、陽成天皇の祖父の弟であり、天皇家の直系ではありましたが、即位できるとは思えない血筋です。それでも、即位することができたのは、基経が妹の高子と仲が悪かったから(だから陽成院を降ろした?)のようです。

百人一首を調べるうちに、なんとなく一緒に調べている作者についての内容もまた面白いです。