徒然なるままに

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13:筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる

 

百人一首の13番目の句、『筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる』

作者である陽成院が、綏子(すいし)内親王に送ったラブレターだそうです。意味としては、山の上から下に流れ、最後に大きな川となるみなの川のように私の恋心も降り積もっています(意訳)という内容のようです。

この句を描くにあたり、意味だけではなく、作者の背景やその他いろいろもしらべていて、そのついでに、綏子内親王の父である光孝天皇についても調べたのですが、まず思ったのが、え? 陽成天皇を退位に追い込んだ(多分、ですけれど)藤原基経の息がかかって、第58代天皇となったのですよね。なぜ、その天皇の娘にこんな熱烈なラブレターを送る気になったのだろう??? と少し疑問に思ってしまいました。よく結ばれたな、このお二人(にわかにしか調べていないので、そう思ってしまうのかもしれませんが(-_-;)
藤原基経って正しく、道長の先祖だな、と思ってしまった。藤原道長以外、名前すら知らないので(私が好きなのは紫式部ですが)、ついついそこを基準で考えてしまうんですよね(-_-;)

……と思っていたのですが最近道長主人公の小説を読んだのですが、似ているとしても、権力を持った後の道長だな、と。まあ、この方ももしかしたら権力を持つ前は違ったのかもしれませんが(-_-;)

 

とにかく、藤原基経光孝天皇、そして陽成院の関係性が、この句を調べていて一番の衝撃でした(-_-;)

調べながら出亀の歩みですが、100首完成させることが今の目標です。

あと、それをまとめたkindle書籍(ペーパーバックも、ですが)の完成もです。1首につき3~4ページほどなので、まともに出版できるページ数になるのがいつになることやら、と気の遠くなる思いもしていますが、気長にやっていきます。