徒然なるままに

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百鬼夜行 陰(全) 京極夏彦

タイトル:百鬼夜行 陰(全)

著者:京極夏彦

評価:★★★★

 

電子百鬼夜行シリーズの32巻は、短編集であり、ミステリー要素はかなり少なかったです。そして、シリーズものだからおそらくそんなことをする人はいない、とは思いますが、もし、京極夏彦の初読み話が、この小説の方は、即ほかの話を先に読んできなさい、とお勧めしたくなる内容です。

今までのストーリーの裏話的なストーリーがほとんどでした。可能なら……それぞれのシリーズの最後に番外編としてくっつけてほしかった、とちょっとだけ思います。

いろいろな人に焦点が当たっていて、読んでいるうちに、ああ、あの犯人か……とか、あの時の……とか思う人もいれば、誰これ?とその話を最後まで読んでもわからなかった人もいました。そういう場合、ネットでその名前を調べてみると、ああ、あの人! という人もいました。そういえばこんな名前だっけ、と。

誰が視点なのかはさっぱりわからなくても、前後からこの事件の話なんだ、と分かった場合もありました。

ミステリーとは違うので若干物足りなさは感じましたが、事件中では一切語られなかった裏話を知ることができたのはよかったです。