徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

嗤う淑女 二人(中山七里)

タイトル:嗤う淑女 二人

著者:中山七里

評価:★★★★

 

嗤う淑女シリーズ 第三弾。

この話の評価、星4をつけましたが、心情的には4.5です。迷いました。完全にその世界にトリップはできなかったですが、遠くから眺めるよりは近くに立っている、そんな心情でした。何言ってるかわからない? 私もわかりません、もし、私が書く側ではなく、読む側なら……何言ってんだこいつ? 頭大丈夫か? と思うことでしょう。でも、残念(?)なことに、私は正気です。本当に、切実にそんな感じだったんです。事件の規模が大きすぎて……というか実行犯は初めからわかってるのに、手も足も出ないその状況、見てて面白かったです。でも、完全にトリップするほどではなくて、でも、いつも星4をつけている時よりは世界に入っている、という、うまく説明できないですけど、それがこの本を読んだ時の素直な心情です。

 

このシリーズは多分、中山七里さんの本の中でも異質な気がします。犯人が逃げおおせるのは初めからわかっていました。それが「嗤う淑女」のシリーズなのですから、当然です(^○^)

もし何言ってるかわからなければ、嗤う淑女のシリーズを初めから読んでみることをおすすめします!そうすれば即理解できます(^。^)

ミステリーは犯人VS警察官(もしくは探偵などの捜査人、個人の場合もありますけど)の戦いがメインですし、この嗤う淑女シリーズも同じですが、普通のシリーズなら普通犯人が負けますが、この話は……どっちだろう、と思ってしまう。いつも通りなら勝つのは警察側ではない。でも、もしかしたら……そう思って先を読み進めてしまいます♫