徒然なるままに

本の紹介や、シェイプアートなどなど、その時々ではまっていることをご紹介します★

ふしぎ駄菓子屋銭天堂(著 廣嶋玲子)

タイトル:ふしぎ駄菓子屋銭天堂

著者:廣嶋玲子

評価:★★★★

 

私が継続的に読んでいる数少ない児童書の一つです。前回の続き(六条教授との闘い?)の話かな、と思って購入しましたが、今回は六条教授関係の話ではありませんでした。

紅子さんが、銭天堂を作る前……から、作ったころの話です。なので時代も結構古いころからありました。一番古いのは戦国時代……最近のでもバブル期の話なので昭和初期かな?という感じです。

紅子さんがお菓子を売り歩いている行商人のようなもので、いつもは菓子の袋に描いてある注意事項も、紅子さんからの口頭での説明でした。まあ、ほぼ、伝わっていない人がほとんどでしたが……(-_-;)

この話を読んでて毎回思うのは、「説明書は大事だな、ちゃんと読まないと……」というものです。紅子さんが作るお菓子は、説明書の説明さえ守っていれば望みをかなえてくれます。でも、その解説を破ると……まあ、たまあに、そのほうがよかったなってときもありますけど、悲惨な不幸な目にあってしまうこともあります。紅子さんはたぶん人間じゃない(アレが人間だったら、逆に怖い(-_-;))ですし、たぶん人とは違う理の中で生きているのだと思いますが、別に人の不幸を願っているわけではないです。どちらかというと、幸せになってほしい、という願いのほうが強い。でも、決まりを守らないで不幸になった人は「自業自得」だと思ってそう。逆に、本人の思惑に関係なく菓子(例えば紅子さんの名前で最終的に不幸になるような菓子を勝手に販売して、他人を不幸に陥れるような相手)で不幸になってしまうことは許せない、という感じですね。本人が選んだこと(紅子さんの忠告を聞かないことも本人が選んだこと)ならしょうがないけど……(-_-;)

だからこそ、ちゃんと、決まりを守るのは大事なんだな、と思わせられるような話です。

次は、六条教授の話みたいなので、楽しみに待っていたいです♪♪