ウィンダム図書館の奇妙な事件 〈イモージェン・クワイ〉シリーズ
タイトル:ウィンダム図書館の奇妙な事件 〈イモージェン・クワイ〉シリーズ
著者:ジル・ペイトン・ウォルシュ
面白かったです。
悪意のある人は多かったのですが、人の命を奪うほどの悪意は少なくて……全くいないわけではなかったですが、色々な偶然と悪意が重なった結果の連続殺人事件でした。本格的に悪意……命を奪うほどの悪意を持っていたのは、一人だけでしたが、それぞれの悪意は胸糞悪かった……
にしても、被害者、本当に浮かばれないなぁ……
外国の人の名前ってどうしてこんなに覚えづらいのだろう……それでも、面白かったですけど。
イモージェン・クワイのシリーズは3冊までは日本で翻訳済みらしいので、読んでみたいです。あと、他にも興味がある本を見つけてしまった💦
しばらくは、海外ミステリーかな。
本当に物語を読むことだけが飽きないんだよな。
ふつつかな悪女ではございますが
タイトル:ふつつかな悪女ではございますが(既刊9巻)
著者:中村颯希
はじめ、漫画で読み始めて、めちゃくちゃ面白かったので、その続きから小説を読み始めました。もちろん漫画もこの後も追いかけるつもりですが(^^♪
雛宮(すうぐう)のドブネズミとまで言われていた朱慧月(しゅけいげつ)と最も皇后に近いと言われている病弱の姫、黄玲琳(こうれいりん)。慧月が行使した、この国では認められていない(それどころか、下手したら迫害どころか処刑の対象にすらなる)呪術の力で入れ替わった二人、初めは敵対(玲琳の性格のおかげで敵対っていうにも微妙でしたけど(-_-;))していた二人が、お互いに成長し、いい感じの友情を築いていくんですよね。
多くの人に愛されているのに、自分の命さえ、というより自分の命を何よりも軽視している玲琳と感情的で、周りから嫌われている慧月だけど、不思議と相性はいい感じ。というか、慧月の成長もだけど、玲琳の成長も著しい。まるで人形のように感情を持たなかった玲琳が慧月と関わることで、いろんな感情を知り、それに振り回されていくのがまたいい。
后たちはひどく殺伐としていたようだけど、慧月や玲琳とともに雛宮にいる人たちは、それぞれが二人(特に玲琳)に救われたからか、なんとなく仲良くやっていけそうで、友人であり、ライバルになってきたのがめっちゃいい。
あと、昔は慧月を毛嫌いしていた筆頭女官や、皇太子が慧月を認めて、守ろうとしてくれているのもいいよね。なんだかんだ、喧嘩友達が増えているし。
今出ている最新刊までを一気読みしてしまいましたが、8巻・9巻の敵は国の最高権力者だし、呪術をめちゃくちゃ憎んでいた彼にもそれを認めさせた玲琳と慧月の力ってすごい……しかも、何一つ才能を持たない、と自分で思っている慧月が実は呪術に関しては超天才肌とか。できる人もあまりいない高度な呪術も「本に載っているから誰にでもできるわ」じゃあ、ないんだよなぁ……
あと、人間関係的には、いろいろなCPが見たくて、見たくて……というか、この二人くっついてほしい、なんて思いまくっている自分が居ます。玲琳と慧月(友情)はもちろんのこと、玲琳と皇太子の堯明(この人の場合、雛宮の5人は全員婚約者だし、おそらく大きな問題さえ起きなければ、彼らがみんな後宮に入ることになるんだろうなぁとは思うのだけど、それはそれ、これはこれ。皇后は玲琳だよね、と思う今日この頃)、玲琳の兄である景行と玲琳の筆頭女官である冬雪(絶対相性いいよね……)。そして、何よりも、一番望んでいるのは、絶対にゆるっされないのだけど、玲琳の兄である景彰と慧月(慧月だって皇太子の婚約者なわけだから許されるわけもない関係だけど、いい感じだし、お互いちょっと意識し始めてない(私の勝手な希望ですが)????
4月に最新刊が出ますが、たぶんメインは皇太后さまですよね。なんか不穏だったし……。あと、最後の最後、誰もいない場所で倒れた玲琳。あそこで終わるの??? え??? これで、発売したときにこの話を読んでいたら、私、発狂する自信ある。
はじめは最新刊をリアルタイムで買うか迷ってたんです。だって、このシリーズ2冊で1つの区切りのイメージが強いので(例外は、7巻だけ)。なので、たぶん10巻と11巻はセットですよね? じゃあ、11巻が出てからまとめて買うようにしようかな、とさえ思っていたのに……あんな終わり方、我慢できるわけがないです!!
というわけで最新刊が出たら即、購入予定です……と思っていたのだけど、あれ? 単行本情報しかない……💦 私リアルタイムで買うのは初めて(なんせハマったのが最近なので)なのですが……kindleと単行本、同時に出るのでしょうか? 出る本と出ない本があるので、不安です。私は基本kindle派で、髪の本は最低限しか買わないし、何よりも今後kindleになる可能性が高いものに関しては、kindleオンリーなので。
4月の発売が楽しみですが、ちょっぴり不安な今日この頃です。
ヒポクラテスの困惑 法医学ミステリー
タイトル:ヒポクラテスの困惑 法医学ミステリー
著者:中山七里
コロナ禍真っ盛りの頃が舞台の話。最近読むのは昔の話が多くて、ここまで近代の話は久しぶりでした。
私自身、一応首都圏在住なので、「不要普及の外出を控えましょう」とか、店が軒並み早く閉まってて……とか体験があるので余計に色々と思い出していました💦 仕事柄、在宅にはできなかったので、毎日しっかり出勤していましたが。あの頃は……電車が空いてたなぁ……(笑)
事件内容も、犯人もびっくりでしたが……初めに捕まった? 人はなんとなく冤罪じゃあ……でも、もうじき読み終わるし、ここでそれはない? とか、考えてしまいました💦
それよりも、ネットの力をさまざまに魅せられた形ですね。
偽ワクチンの販売DMが送られただけで仕事や生活が破綻するって、どんな地獄? 買った人が叩かれるならまだわかるけど、勝手に送られてきたけど購入はしていない人まで、叩かれて、人気商売だからって仕事を無くしてって……😱
ただ、そんなネット上のトラブルも現実にあることだから、余計に怖い。しかも、情報を見ている私たちのような末端は、そもそも情報も真偽すらわからないで信じてしまうんですよね。怖いな、と思いました。
小説小野小町 百夜
タイトル:小説小野小町 百夜
著者:髙樹のぶ子
ものすごく時間がかかりましたが、読了!
文体が古風で、昔ながらの文章なので難しかったですが、小説になっているので面白く読めました。
小野小町が生没年も系譜も不明なのですが、小野篁の孫だという説が有力ですが、年代的に小野篁の娘という説もあるようです(全く関係がないという説もあるようですが)。
その中で、この物語は小野篁の娘として描かれていました。そして、小町の父? という説がある良実は篁の弟(こちらも篁の子であるという説もあるみたいですが)として出てきました。しかも、隠された衝撃の血筋が……💦
百人一首は色々と調べているところ、ということもあり、見覚えのある和歌もいくつか出てきていました🥰
おお~~でた~~~~と思ったのは、やはり、この二つですね。
★花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)

★わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣り舟(小野篁)

この物語に出てくる小野小町は、一途な人、という印象が強いです。帝に懸想されながらもたった一人を愛し続けていました。結ばれたのは一夜のみでしたが、それを縁に生き、最後の最後まで、愛し続けていましたし、幼い頃に別れた母を思い続け、最後の力を振り絞り、母と別れ、いづれ戻ってきますと誓った地に戻りました。
百夜物語もいつ出てくるんだ? とヤキモキして読んでいましたが、想定外のところから繋がりました。でも、その流れになると、全ての話はそこにつながる布石でもあったのか、と。
にわかにしか知らないのですが、それでも聞き知っている話とは随分と印象が違いましたが、この物語の小野小町にはこれが合う、という気分で読んでました。
※このイラストは、神谷がPowerPointで描いたものです。
百人一首を調べながら描いていて、この話を詠んでいる時に、思い出していたので(^^♪
【覚書】
小野小町が篁の子、という説の小説
一夜の契りか
昔なら普通のことだけど……
小町の初めてがよしざねって……
よしざね、篁の弟、小町の叔父、親王の子
宗貞に恋してる?
帝のお召し一回、その前に宗貞との逢瀬……
雨乞い
出家した宗貞との最後の開墾で、あの、さくらの句を読んだ
安倍清行 安倍って聞くと晴明を思い出すけど、まあ、関係ないよね。晴明より前の人だけど、晴明、系譜不明だし。貴族ではないし。
深草少将……すでに故人? しかも、小町が生まれた頃に埋没されてるって……まさかこれが百夜物語じゃない、よね?
深草少将が、よしざね……しかも、百夜物語は、小町が言い出したことじゃなく、気がついたら、か。これ、九十九枚で終わるって話だったりするのかな?
百夜という曲……吹いている途中で消えた音、随分と印象と違うな
最後まで宗貞を愛し続け、幼い頃に別れた母を思い続けた……一途の人、小野小町
小説伊勢物語 業平
タイトル:小説伊勢物語 業平
著者:髙樹のぶ子
在原業平にハマり……というか、百人一首の「ちはやぶる」の句の逸話から高子と業平の恋物語が読みたくて、色々探して、ようやく見つけたのがこれでした。
初めは現代語訳版を読んでいたのですが、なんていうか、難しいけど理解できないわけではない。でも、小説でもないので、正直面白い、とは思えなかったんです。それでも、頑張って読んでいる時にこの小説版伊勢物語を見つけて、こちらを読んでみることに。
文章は難しいですが、きちんと小説になっているので面白く読みすすめられました。
わたし、ずっと疑問だったんです。あの、歌の集合体がどうしてこんな物語になるのか。伊勢物語だって、小説版ではない方は、固有名はほとんど出てこず、「昔男ありけり」ではじまってるんですよね。少しだけ比べてみたのですが、あれかな、研究して物語として再編集している感じ。別物? って考えるべきなのかも。
それは置いておいて、今回は業平の元服から業平の死までをやっていました。様々な女性と浮き名は流していますが、一人にハマったらその人にのめり込むだけ光源氏よりはマシなのかなー?
念願の高子との恋も読めたのでよかったです。他にも何人かいたけど……この人、若い子が好き? 今じゃあ犯罪レベルの歳の差だけど、高子といい、斎王といい……というか、任期中の斎王に手を出すとかやばいのでは?
最後まで疑問なのだけど……私が詳しくないだけかもですが、斎王に使えていて、最後には業平に仕えて看取った伊勢って、百人一首に伊勢なのだろうか。昔の人って役職やら何やらで読んでいて、特に女性は名前が不明も多いのでわからないんですよね。
ちはやぶるの句が読まれた情景も読めたのでとてもよかったです。最後の最後で小野小町の名前も出てきましたし(これは、名前だけですが)
次はこの方が書いた小野小町の小説を読んでみるつもりです。
月蝕 在原業平歌解き譚
タイトル:月蝕 在原業平歌解き譚
著者:篠綾子
同じ作者が書いた小野小町の話と繋がりがあるかな? と少し期待はしました。はっきりとしたシリーズではないので、当然繋がりがないのですが、同じ作者様の歴史小説だと、実はあの小説の裏で……と期待してしまう自分がいます。今回も、前回は小町視点だったから色々とマイルド? だったけど、仁明天皇とか、藤原良房とか……もし、あの物語の裏でこの物語が動いていたのでは、と思ってしまいました。
今回、メインは在原業平ですがm彼の幼馴染の凄腕陰陽師(しかも実力者なのにはっきりと認識している人がほとんどいないと言う。陰陽頭ですら数少ない陰陽師の顔を思い浮かべて、一人だけまともに顔が浮かばない(そう言う術をかけられている)とか、すごすぎる。
思わず調べてしまいましたが、私が調べられる限りでは出てこなかったので、創作キャラなのか、それとも有名じゃないから調べられないのか、どちらかかな。
業平と駆け落ち騒動をした? という藤原高子も出てきましたが……年齢差的に駆け落ちはなんか違う気がする。そのへんも読んでみたいのですが、検索しても出てこないので、気長に探してみます。
行方知れずの仲人屋 〈妖怪の子、育てます〉
タイトル:行方知れずの仲人屋 〈妖怪の子、育てます〉
著者:廣嶋玲子
最新作🥰
前回めちゃくちゃいいところで終わったので、最新刊嬉しいです❤️
千吉、成長してるな……千弥の時は、大人だから多少取り繕えても価値観を変えるとかは厳しかったけど、今って生まれ変わったようなもので、子供だもんね。一番が弥助なのは変わらないけど、他の人や妖を気遣えるようになったし、心配する相手(大切な人)も増えたな……と、なんか親戚のおばちゃんみたいなこと言ってる💦
やばい時に出てきた十郎、さいっこう!
後、狐と犬。絶対くっつかないけどいいコンビに見える(まあ無理だろうけど、犬猿の仲。でも、お互いを認めてるんだよね……)
次はどんなトラブルが出てきて、千弥がどう成長するのか、楽しみです🥰






